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サイパンで活躍する日本人の方を中心に紹介するコーナーです。
サイパン版テレホンショッキング!?無限に広がるともだちの輪をお楽しみください。

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第16回 木村裕之(Hiroyuki Kimura)さん
今回はダイビングショップMOC(Marianas Ocean Club)のオーナー、木村裕之さんの登場です。木村さんのことはダイビング関連の雑誌を始め、サイパン関連の情報誌などで以前から拝見していたので、実際にお会いできるのがとても楽しみでした。

早速、MOCのオフィスがあるマリアナリゾート&スパへやってきました。ホテルの正面ロビーを抜けてプールサイドを抜けて・・・

道なりに進むと階段があります。この階段を降りたところにMOCのオフィスがあります。


オフィスに入ると木村さんがいらっしゃいました。
早速ですがご出身やサイパン暦、サイパンに来たきっかけなどをお聞かせいただけますか?

「出身は東京の吉祥寺です。高校、大学時代は現在のさいたま市で過ごしました。サイパンに住み始めて16年になりますが、最初に来たきっかけというのはやはりダイビングでした。学生の頃からダイビングをしていまして。。当時は海外で潜ること自体が結構珍しいことだったのですが、その中でもグアム・サイパンは秘境もあるし、学生でも比較的気軽に行ける場所ということで初めてサイパンに来ました。」


サイパンで初めて潜ったポイントはどこだったのですか?

「グロットでした。当時は伊豆でのダイビングが中心でしたが、グロットで潜ったときは本当に感動しました。透明度、ダイナミックさ、どれもこれまで見てきたものとは違っていましたから。」

それからすぐにサイパンに移住されたのですか?

「大学卒業後2年間は会社員をしていました。でも自分のやりたいことは、やはりダイビングに関わる仕事だと思い、後から後悔しないためにもダイビング関係で働ける場所がないか探し始めたんです。そこでたまたまサイパンに行ったときにお世話になっていたMOE(MOCの前身)から仕事の話をいただき、サイパンに移住することに決めたんです。MOEのオーナー、シゲさん(山岸シゲミさん)は憧れの人でしたのでお話をいただいたときは嬉しかったですね。」


サイパンに住んでみての印象はいかがですか?いい面、悪い面、色々と感じる部分があるとは思いますが。

「サイパンは未開拓な部分も含めてまだまだ素朴さが残っていますよね。子供を育てる環境としては本当に最適な所だと思います。悪いと思う部分はどこに住んでいてもそうだと思いますが、探せばたくさんあると思うんです。サイパンだと行政的な面とか。。でも、そういったこともすべて受け入れて住むだけの価値がある場所だと僕は思っています。」


木村さんが撮影した写真が掲載されている雑誌を見ながら。そういえば雑誌の紹介でプロフィールを見ると「サイパンの被写体にしか興味を持たず、サイパンだけで撮影活動をおこなっている・・・」と記載されていますが、なぜサイパンなのですか?

「サイパン以外でも撮影はしていますし、陸も海も含めて色々なものを撮るのが好きなんですが、どんな生物が生息しているか・・・とか調査という意味では自分の拠点となる場所(マリアナ諸島)をやらなければ意味がないと思うんですよね。そういう意味ではサイパンに絞って撮影活動をおこなっていると言えるかもしれません。」


MOCのダイビングスタイルはどんなものでしょうか?

「あまり移動せず、ポイントを絞って生物などを観察するスタイルのダイビングです。」

ダイビングをするにあたって一番大切なことは何ですか?

「安全と観察ですね。ダイビングは自然を利用したレジャーなので冒険したいと思う人もたくさんいますよね。どこまでも深く潜るとか。それはそれでひとつの楽しみ方だとは思いますが、潜ったらまずは足元にある身近なものから観察してほしいんです。昨日よりも今日、今日よりも明日といった風に毎日新しい発見があると思うんです。そういう楽しみ方をしていると、いつも同じポイントで潜っていても全然飽きないんですよ。安全と観察を大切にしていれば一生ダイビングと付き合えると思います。」


ダイビングを通して学んだことってありますか?

「自然は凄いと思いますね。波、台風など自然のパワーのことではなく、例えば自分たちが潜っている場所は地球上で言えばほんのわずかな場所にも関わらず、実にたくさんの生物が生息していますよね。海って地図で見ると全部つながっているのに、サイパンには生息していてテニアンには生息していない生物がいたり。そういった分布の面白さに自然界の奥深さがありますね。」

ダイビングはいかに大物(凄い物)を見るかが勝負と思っていた僕にとって、木村さんのお話はとても興味深いもので且つ、これまでとは違った視点でダイビングを始めてみようかと思うきっかけになりそうな気がします。

2万点を越えるという写真のストック。 どれも素晴らしい写真です。これをMAIDOで紹介したいのですが、、

「いいですよ。もしよろしければ使ってください。」

え?いいんですか・・・という訳で新しいコーナー「HIROさんのマリアナ水族館」が始まりました。


木村さんが尊敬する写真家を教えてください。

「自分が写真を始めるきっかけを作ってくれたインドネシア在住の殿塚孝昌さん。オーストラリア出身のロジャースティーンさん。お二人とも一箇所に根付いてやっている部分も含めて大変尊敬していますね。あと、昆虫写真家の今森光彦さん。視点の面白さもさることながら偏りなくありとあらゆるものを撮るという姿勢に影響を受けています。」

おっと、肝心なことを伺うのを忘れていました。ダイビングで尊敬する方はいますか?

「MOCの創設者であり、サイパンのダイビングを確立したヤマさん(山岸タカシさん)は、僕にとっては正に神様と呼べる存在です。」


最後に木村さんの夢は何でしょうか?

「ずばり世界で認められることが僕の夢です。視野を広くもって、常に外(世界)に目を向けるようにしています。これからも危機感や向上心を持ってやっていきたいですね。」

オフの日は海に限らず花や鳥など、好きな自然の風景を撮影しに行くことも多いという木村さん。撮影された作品は既にアメリカを始めドイツ、オーストラリアなど世界各国で高い評価を受けていますが、これからもより一層のワールドワイドな活躍を期待しています。

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